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2025.5.15

相続した不動産、売るならいつがベスト?

相続した不動産、売るならいつがベスト?
みなさまこんにちは。行政書士と宅建士として相続と不動産について担当しております、立松 将嵩です。

相続した不動産を「売るならいつがいいの?」とお悩みの方へ。
実は、「税金の優遇が受けられるタイミング」や「市場価格の動き」によって、売却のタイミングが大きく変わります。

ここでは、特にご相談の多い4つのポイントをわかりやすくご紹介します。


1. 【税金】相続から3年10か月以内が有利です

不動産を売却するときには「譲渡所得税(じょうとしょとくぜい)」がかかります。
しかし、相続税が発生している場合には、相続後3年以内に売ると節税になる特例があります。

▶「取得費加算の特例」とは?

  • 相続税の一部を、不動産の取得費(コスト)に上乗せできる制度です。

  • 売却益が少なく見えるため、結果として税金が軽くなります。

✅ いつまでに売る?

  • 相続開始から 3年10か月以内 に売却するのが目安です。

  • 該当するかどうか、税理士や専門家に一度ご相談されるのが安心です。


2. 【市場の動き】不動産価格が高いタイミングを狙いましょう

不動産の価格は、地域や時期によって大きく変わります。
売るなら、価格が高くなるタイミングを見逃さないようにしましょう。

▶ チェックしたいポイント

  • 周辺の最近の売却事例(相場)

  • 地域の再開発や新駅の予定など

  • 住宅ローン金利(低金利のときは買う人が増える)

地元の不動産会社に相談したり、市役所の都市計画情報を見るのもおすすめです。


3. 【維持費】持ち続けるとコストがかかります

空き家でも、以下のような費用が毎年かかります。

▶ 主な維持費

  • 固定資産税

  • 管理費や修繕費

  • 防犯・防災対策の費用

  • 空き家としてのリスク(雑草、老朽化など)

✅ こんな場合は早めに売却を

  • 今後住む予定がない

  • 貸す予定もない

  • 地域的に不動産価値が下がる見込みがある

「使わない不動産」は、資産として活かすためにも、早めの売却がおすすめです。


4. 【売却の準備】整ったら「売り時」です

売却には準備も必要です。以下が整っていれば、いつでも売却可能な状態です。

▶ 売却の前に確認したいこと

  • 相続登記(名義変更)が完了している

  • 相続人全員の同意が取れている

  • 境界や建物の状態など、法的・物理的に問題がない

これらが未解決でも対応できるケースもあります。まずはご相談ください。


■ まとめ

相続した不動産を売却するタイミングには、「税務」「市場動向」「維持コスト」「準備状況」の4つのポイントがあります。
どの観点も見逃さず、ベストなタイミングで大切な資産を活かしましょう。

※税金に関する詳細は、最寄りの税務署または税理士へご確認ください。

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