あいち相続広場の野々山です。
「母が亡くなって相続が始まったけれど、何から手を付ければいいの?」「遺産分割協議って聞いたことあるけど、いつどうやって始めるの?」と不安を感じていませんか?
この記事では、相続が発生したあとにまず知っておくべき「遺産分割協議」について、その意味や手順、相続開始後にできること・できないことを丁寧に解説していきます。相続登記の義務化や手続きの期限など、最新の情報も盛り込んでいます。
この記事を読むことで、相続手続きにおいて何を優先し、どこに注意を払えばよいのかが明確になります。兄弟姉妹とのトラブルを防ぎながら、安心して相続を進めるための一助となれば幸いです。
「最近親が亡くなり、相続について調べ始めた方」「遺産分割の話を兄弟で進めたいが、どう動いていいか迷っている方」は、ぜひ最後までお読みください。
協議を始める前に、次の準備が必要です:
これらの準備を怠ると、協議が途中で頓挫したり、あとからトラブルになったりする可能性があります。
基本的に、遺産分割協議は書面で行う必要があります。
【遺産分割協議書に記載すべき項目】
相続人の一部でも欠けていると、協議は無効になります。特に海外在住や高齢の相続人がいる場合は、早めに準備を進めましょう。
話し合いが平行線になった場合、家庭裁判所での調停が選択肢になります。調停では中立な立場の調停委員が間に入って解決を目指します。時間と費用はかかりますが、感情的な対立を避けるためには有効です。
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