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2025.4.22

気づいたら空き家の相続人に──疎遠だった親の家をどうする?

気づいたら空き家の相続人に──疎遠だった親の家をどうする?

こんにちは!相続スタッフの松本です。今回は空き家について、ご相談の傾向を踏まえながらお話してみたいと思います。

 最近、空き家対策が強化されており、所有者不明の家に関して、相続人に対して通知が届くケースが増えています。離婚などで交流がなかった父親が亡くなり、突然、役所や法務局から通知・問い合わせが来たことで、空き家の相続人になっていたことを知って、相談にいらっしゃる方が増えています。他にも、長年疎遠だったお祖父様名義の空き家の管理についてのお知らせがきてしまい、驚いて相談にいらっしゃったという方もいらっしゃいます。

実は、たとえ長年会っていなかったとしても、法律上の相続関係がある限り、相続権は自動的に発生します。では、放っておくとどのようなリスクがあるのでしょうか。


放置された空き家がもたらす4つのリスク

① 固定資産税の負担

空き家であっても固定資産税は発生。都市部では数十万円のケースも。
知らないうちに請求され、家計に重くのしかかることもあります。

② 近隣トラブルや治安リスク

管理されない空き家は、草木の繁茂やゴミの堆積により景観や衛生面で苦情が出ることも。
放火や不法侵入のリスクも無視できません。

③ 「特定空き家」指定でペナルティ発生

老朽化などにより特定空き家に指定されると、罰金・税金の優遇解除・強制解体といった行政処分の対象になる場合も。

④ 相続人間のトラブルが発生

登記せずに放置しておくと、相続人が増えて利害関係が複雑化。
遺産分割が進まないまま数年放置される例もあります。


空き家相続で今すぐできる3つの対策

① 現状把握をして資産か負債かを見極める

  • 不動産の所在地、名義、評価額、現況などをチェック
  • 登記簿や固定資産税評価証明書を取り寄せて確認
  • 将来的に資産として活用できるのか?を冷静に判断

② 他の相続人と連絡を取り方針を決める

  • 兄弟姉妹など他の相続人に早めに連絡
  • 感情的な対立ではなく、費用や手間といった現実的視点で話し合いを
  • 「売却」「維持」「相続放棄」などの方向性を共有する

③ 相続登記や相続放棄などの手続きを早めに行う

  • 2024年から相続登記は義務化され、3年以内の登記が必要
  • 登記を怠ると最大10万円の過料対象に
  • 相続放棄をする場合は家庭裁判所で3か月以内に手続きが必要

空き家相続で損をしないために

空き家相続の本質は、「経済的な問題」。放置することで継続的にコストが発生し、資産が負債へと変わるリスクがあります。


突然、空き家の相続人になる──そんなことが現実に起きる時代。放置すれば税金・トラブル・資産価値の低下などを招いてしまいます。

弊社では司法書士・行政書士・不動産部門が連携し、お客様の現状を整理して、最適なご提案をさせていただきます。お客様の将来の安心を支えるために、私たち専門家がサポートいたします!お気軽にご相談くださいませ。

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