コラム

2025.6.12

土地の名義変更にかかる費用と手続きのすべて：自分でやる？専門家に依頼する？①【あいち相続ひろば】

あいち相続広場の野々山です。

「土地の名義変更にどれくらい費用がかかるのか不安」「自分でできるのか、専門家に頼むべきなのか悩んでいる」といったお声を多くいただきます。特に、相続や贈与、離婚など人生の大きな転機で名義変更が必要になるケースが増えています。この記事では、「土地 名義変更 費用」というキーワードで検索された方に向けて、名義変更にかかる費用の目安、手続きの流れ、専門家への依頼のメリット・デメリットを詳しくご紹介します。

この記事を読むことで、名義変更に必要な費用の具体的な金額感、自分でやる場合と専門家に依頼する場合の違い、さらにはトラブルを避けるためのポイントまでがわかります。

土地の名義変更を検討しているけれど何から始めて良いかわからない方、名古屋市周辺で信頼できる専門家を探している方は、ぜひ最後までお読みください！

【前編】土地の名義変更とは？必要性と基本知識

土地の名義変更が必要になるケースとは？

土地の名義変更とは、登記簿上の所有者情報を変更することを指します。以下のような場合に必要になります。

• 相続（親が亡くなったときに子どもに土地を引き継ぐ）
• 贈与（親から子どもへ土地を譲る）
• 離婚（財産分与による名義変更）
• 売買（第三者に土地を売却する）

中でも最近特に多いのが「相続」による名義変更です。2024年から相続登記の義務化がスタートしており、放置しておくと10万円以下の過料が課される可能性があります。

相続登記と通常の名義変更の違い

相続登記は、亡くなった方の土地を相続人の名義に変更する登記のことです。一方、贈与や売買などの名義変更は当事者間の契約に基づいて行う登記です。

名義変更の種類	原因	手続き	税金
相続登記	死亡	相続人が行う	登録免許税（評価額×0.4%）
贈与登記	生前	贈与契約に基づく	登録免許税（評価額×2.0%）+贈与税
売買登記	売買契約	売主・買主が行う	登録免許税（評価額×2.0%）+譲渡所得税

名義変更を放置するリスクとは？

名義変更をせずに放置していると以下のようなトラブルが起こる可能性があります。

• 土地の売却やローンの借り換えができない
• 所有者不明土地として取り扱われる
• 固定資産税の請求が滞る
• 将来の相続で相続人同士がもめる