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コラム
2025.7.11

名古屋で相続相談を検討中の方へ|信託を活用して“もしも”に備える安心対策とは②

名古屋で相続相談を検討中の方へ|信託を活用して“もしも”に備える安心対策とは②

あいち相続広場の野々山です。

「名古屋 相続 相談 信託」と検索されたあなたは、きっと将来の備えについて真剣に考えていらっしゃることでしょう。特に最近では、認知症や高齢化が進む中で「財産の管理をどうするか」「相続で家族が揉めないか」など、誰もが避けて通れない悩みとなっています。

この記事では、「信託」という新しい相続対策の形を通じて、元気なうちからできる備えについて具体的にご紹介していきます。遺言書との違いや、成年後見制度との比較も交えて、どんな方に信託が向いているのかをわかりやすく解説します。

この記事を読むと、家族信託の仕組みやメリットが理解でき、ご自身やご家族に合った相続対策を見つけるヒントが得られます。

名古屋市内で相続の相談先を探している方、特に高齢の単身女性や、おひとり様相続に不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください!


【中編】

家族信託とは?基本の仕組みと活用イメージ

家族信託の基本構造

家族信託とは、「信頼できる家族に財産の管理を託す仕組み」です。登場人物は以下の3者:

  • 委託者:財産を託す人(例:山口和子さん)
  • 受託者:託された財産を管理する人(例:信頼する甥)
  • 受益者:利益を受ける人(例:山口さん自身)

財産を“所有”したまま、“管理権”だけを任せる柔軟な制度です。

活用事例:山口さんのケース

例えば、山口さんが所有する古アパート(評価額2,500万円)を信託し、甥を受託者に指定することで、山口さんが将来判断能力を失っても、甥が賃貸管理・売却まで行えます。これにより:

  • 資産の凍結を防げる
  • 不動産の柔軟な活用が可能
  • 将来の相続手続きを簡素化できる

成年後見制度との違い

比較項目 家族信託 成年後見制度
主体的決定 元気なうちに本人が設計 判断能力喪失後に家庭裁判所が選任
柔軟性 高い(売却・運用も可能) 制限あり(原則保存のみ)
費用・時間 比較的安価で迅速 登録・報告義務が重く煩雑

このように、信託は「もしも」のときの代替手段として非常に効果的です。

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