あいち相続広場の野々山です。
「父が遺言書を残したけど、実家の不動産や預貯金がすべて兄に相続されていた…」「本当に自分には相続の権利はないのだろうか?」——そんな疑問やモヤモヤをお持ちではないでしょうか。
この記事では、遺言書で兄にすべての遺産が渡った場合でも“法的に取り戻す方法がある”という視点から「遺留分」について詳しく解説します。
・遺留分とは何か
・誰がどれだけ請求できるのか
・遺留分を請求するための流れ
・親族間トラブルを避けるポイント
などを、司法書士や行政書士、不動産の専門家と連携して対応している私たちが、法律の仕組みと実務の両面からわかりやすくご案内します。
この記事を読むことで、「兄がすべてを相続したケース」における法的な対処法が見えてきます。
☑️兄弟間の不公平に納得できない方
☑️遺言書に納得がいかない方
☑️専門家に相談すべきか迷っている方
そんなあなたは、ぜひ最後まで読んでみてください!
【後編】揉めずに自分の権利を守るための4つのポイント
①請求の前に遺産の全体像を把握する
「遺言書に不動産しか書かれていない」「預貯金の口座情報が分からない」
そんな場合は、法務局や金融機関への照会、登記簿の調査が必要です。
司法書士はこうした手続きを代行し、財産目録を作成します。
②相続トラブルを最小限にする「第三者の存在」
感情的なやりとりを避けるためには、専門家を間に入れることが効果的です。
司法書士 → 遺産の調査や遺言のチェック
行政書士 → 書類作成や手続き支援
不動産事業者 → 実家の売却や分割評価
総合的なサポート体制があれば、「兄に対する請求」が冷静かつ法的に進められます。
③不動産をどうするかが争点になる場合も
実家を兄が住み続けているケースでは、「遺留分としてお金をもらう」か「不動産の共有を求める」かで対応が異なります。
市場価値・賃貸価値などを踏まえて「金銭的に清算」する提案が現実的です。
④円満解決のカギは「早めの相談」
「時間が経つと動きづらくなる」「感情的なもつれが深くなる」
そんな事態を避けるためにも、気になった段階で専門家に相談することが、円満解決への近道です。
まとめ|兄に全て相続されても、あきらめないで。「遺留分」はあなたの権利です
実家や預貯金など、遺産のすべてが兄に相続されていたとしても、あなたには「遺留分」という法的に認められた取り分があります。
遺留分とは何か、誰にどれだけあるのか
請求の期限や流れ
実家の取り扱いと専門家の活用法
トラブルを避けつつ権利を守るコツ
これらを正しく理解すれば、「泣き寝入りせず、自分の権利を取り戻す」ことが可能です。
私たち【あいち相続広場】は、司法書士・行政書士・不動産事業者が連携する専門チームです。
相続の全体像から不動産の対応まで、ワンストップで支援いたします。
📞初回相談は無料です。まずはお気軽にご相談ください。
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